こんにちは、RIOSKEです。僕のブログ「投資で叶えた、34歳からの“少し自由”な暮らし」へようこそ!
今回は「積立の魔力」について語りたいと思います。資産形成や投資に興味を持ちはじめると、一度は耳にするであろうキーワードが「複利」や「積立投資」。世の中の偉人が「人類最大の発明は複利である」と言ったとか言わなかったとか──それくらい、複利の力というのは驚異的なのです。
実は僕も、投資を始めたばかりの頃は、積立投資のすごさに気づかず「もっと手っ取り早く稼げる手段はないかな?」と考えていました。でも、リスクの高い投資に失敗したり、忙しさにかまけてギャンブル的な取引を繰り返したりするうちに、じわじわと積立の大切さを実感することに…。
そこで本記事では、以下のポイントにフォーカスしながら、積立投資と複利効果の魅力をたっぷり解説していきます。
目次
- 積立投資とは?
- 複利の魔力とは?
- 積立投資のメリット
- 年率で比較すると見えてくるもの
- なぜ継続が大事? 途中で下がっても気にしない
- 毎月3万円積立のパワーを考えてみる
- 僕が感じる積立投資の“メンタルの楽さ”
- 積立投資を成功させるためのポイント
- 僕の失敗談と学び
- まとめ
- 参考文献
1. 積立投資とは?
まずは基本のおさらいから。積立投資とは、毎月(あるいは毎週や毎日など定期的に)一定金額を金融商品に投資し続ける方法のことです。商品としては、投資信託やETF(上場投資信託)、株式(単元未満株を扱うサービスなど)などが挙げられます。最近では、「つみたてNISA」や「iDeCo(イデコ)」の普及もあって、積立投資がグッと身近になりましたね。
投資額をコントロールしやすく、相場の上げ下げに一喜一憂する必要も比較的少ないのが特徴。まとまった資金がなくても、毎月コツコツと積み立てていくことで、長期的に見れば資産が増える可能性が高いといわれています。
2. 複利の魔力とは?
複利とは、運用によって得られた利益をさらに再投資し、追加の利益を生み出すことで雪だるま式に資産が増えていく仕組みのことです。たとえば、利息や配当で得たお金をそのまま投資元本に組み込み、次の利益を得るための“母数”を大きくしていくイメージです。
「人類最大の発明は複利」と称されるほど、その威力は侮れません。運用期間が長いほど、複利の恩恵は大きくなります。つまり、“時間”を味方につけることが、積立投資を成功させる最大のカギなんですね。
3. 積立投資のメリット
積立投資には多くのメリットがありますが、ここでは特に重要な3つをピックアップしてみましょう。
3-1. 相場のタイミングを気にしなくていい
投資の初心者あるあるとして「買い時を逃した……」「もっと上がると思ったのに下がってしまった……」といったタイミングの悩みが尽きないという点があります。しかし、積立投資では、定期的に同じ金額で投資をしていくため、相場が高いときには少量を購入し、相場が安いときには多めに購入できます。いわゆるドル・コスト平均法という手法で、長期的には購入価格を平均化できるのが特徴です。
3-2. 少額から始められる
「投資=大金が必要」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、積立投資であれば、数千円からでもスタート可能。つみたてNISAなどを活用すれば、月々1万円、3万円、5万円など、自分の予算に合わせて無理なく続けられます。
3-3. 投資習慣が身につく
投資で結果を出すためには“継続”が不可欠。積立投資はあらかじめ金額やペースを決めて自動的に積み立てていくことが多いので、「投資をやめてしまう」リスクが低くなります。日常生活で家賃や光熱費、通信費などを自動引き落としにしているのと同じ感覚で、投資を“生活習慣”に組み込むことができるのです。
4. 年率で比較すると見えてくるもの
積立投資の効果をしっかりイメージするためには、「年率換算でどれだけ増えるか」をシミュレートしてみるのが有効です。仮に年利5%の投資信託を長期で運用した場合、下記のようなイメージになります。
- 元本100万円を一括で投資し、年利5%で回るとすると、単利なら毎年5万円が増える計算になります。
- しかし複利で運用すると、1年目の運用益5万円を再投資し、2年目は105万円が運用元本となるので、増える額が5万円→5万2500円、3年目は110万2500円が運用元本となるので、次は約5万5125円……と、だんだん増える額自体が大きくなっていきます。
もちろん、実際の投資では相場が毎年一定のプラスになるとは限りません。しかし、プラスとマイナスを繰り返しながらも、長期的には平均して年5%成長するという投資先は探せば見つかる可能性があります。実際の数字は5%より少し低いかもしれませんが、それでも時間をかけることで大きな資産成長が見込めるのです。
5. なぜ継続が大事? 途中で下がっても気にしない
投資を続けていると、必ずと言っていいほど下落局面は訪れます。株式市場も為替市場も、右肩上がりで上がり続けるということはありません。途中でガクッと下がることは普通にあります。「せっかく積立していたのに、今月は資産が減っている……」と落ち込むこともあるでしょう。
でも、短期的な下落は長期で見ればあまり大きな問題ではありません。むしろ、積立投資の場合は安いときに多く口数を買えるチャンスでもあるのです。大切なのは、相場が下がったことで積立を止めたり、焦って一括売却してしまったりしないこと。続けることこそが複利の恩恵を最大化する秘訣です。
6. 毎月3万円積立のパワーを考えてみる
では実際に、毎月3万円を投資信託などに積み立てた場合、どれほどの力を持つのでしょうか。たとえば、月3万円×年利5%の運用で20年間続けると仮定した場合のシミュレーションを見てみましょう。
- 元本合計:3万円×12ヶ月×20年=720万円
- 複利で回った場合の運用益(概算):約500~600万円程度(※運用商品や実際の相場に左右されます)
最終的には1200万円~1300万円に到達する可能性がある、というイメージです(あくまでもザックリとしたモデルケースです)。もちろん、年率5%のリターンを20年連続して出すのは簡単ではありませんが、3万円ずつの積立が長期的には大きな資産に化けうることは十分に理解できるでしょう。
また、株式市場が好調ならもっと大きく増えるかもしれませんし、不調なら伸び悩むかもしれません。ですが、毎月コツコツと積立を継続することで、たとえ途中で数年分はマイナス圏になったとしても、長期的にはプラスが期待できるのが積立投資の強みです。
7. 僕が感じる積立投資の“メンタルの楽さ”
僕自身、積立投資の最大の魅力は、その“メンタルの楽さ”にあると思っています。
相場を常にチェックしなくて済む
かといって、まったく見ないのも問題ですが、少なくとも短期トレードのように常時値動きに張り付く必要はありません。定期的に自動で買い付けが進むので、日々の生活や仕事に支障が出ません。下落局面でも買い増しチャンスと考えられる
値下がりしたとき、短期トレーダーは「いつ損切りするか?」と頭を悩ませがちですが、積立投資の場合は「安く買えるチャンスだな」と前向きにとらえられます。投資の時間分散効果が得られる
1回の一括投資ではなく、毎月少しずつ資金を投入しているので、相場変動のリスクが平準化されます。これが結果的にメンタルを安定させる要因にもなります。
8. 積立投資を成功させるためのポイント
積立投資は比較的シンプルですが、いくつか意識しておきたいポイントがあります。
投資先は何か
投資信託とひと口にいっても、株式型、債券型、バランス型、インデックス型などさまざま。自分のリスク許容度や資産の目標に合った商品を選ぶことが重要です。コストに注意する
信託報酬や売買手数料などがかさむと、複利効果が目減りしてしまいます。できるだけ低コストの商品を選び、長期運用できるようにしましょう。できる範囲で分散する
一つの商品に集中投資するよりも、複数の商品や資産クラスに分散させた方がリスクは抑えられます。株式だけでなく、債券やREIT(不動産投資信託)なども検討してみるといいでしょう。積立を止めない
何度も強調していますが、下落局面で心折れずに続けられるかが勝負の鍵です。一時的に資金繰りが苦しくなる可能性もあるので、「生活防衛資金」を別途確保しておくと安心です。
9. 僕の失敗談と学び
僕は昔、やたらとハイリスク・ハイリターンな商品に短期間で飛びつき、痛い目を見たことが何度もあります。上手くいったときはいいのですが、下落局面では大きく資産が削られてしまうわけです。
その後は「もっと穏やかに資産を育てたい」と考え、積立投資にもシフトするようになりました。大きく儲けようとする焦りがないぶん、相場の変動に振り回されにくくなったと感じています。
今でも短期トレードを少額で楽しむことはありますが、資産形成の“主軸”は積立投資に据えています。リーマン・ショックやコロナショックのような大暴落がまた来ても、焦って積立を止めずに続けること。それが最終的には、僕にとっての「ゆるFIRE」にも繋がっているのだと思います。
10. まとめ
積立投資と複利の力は、長期的に見て強力な武器です。忙しい日々を送りながらも、毎月3万円や5万円など、無理のない金額をコツコツと積み立てていくことが、数十年後の大きな資産へと繋がります。途中で相場が下がって資産評価額が減ってしまうこともあるでしょう。しかし、長期的には相場が復調し、積立投資を継続することで“買い下がり効果”が得られ、トータルでプラスに向かうことが多いのです。
- 投資のタイミングを気にしなくていい
- 複利効果が働く
- メンタルにやさしい
- 生活習慣として続けやすい
こういったメリットがあるからこそ、積立投資には大きな魔力があるんですね。みなさんも、ぜひ自分の生活スタイルにあわせて積立投資を取り入れ、「ちょっとだけ自由」な未来を目指してみてはいかがでしょうか。
11. 参考文献
アルバート・アインシュタイン(言葉の出典としては諸説あり)
「人類最大の発明は複利である」と言われるほど、複利のインパクトを語ったとされる名言。『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』山崎元(文響社)
投資初心者にもわかりやすく、積立投資やインデックス投資の重要性が解説されています。金融庁『つみたてNISA』公式サイト
積立投資がより身近になったつみたてNISAの制度や商品の選び方、運用結果のチェック方法などを学べます。日本経済新聞やロイター等の経済メディア
市場の動向や長期投資の成果事例などが日々更新されています。積立投資やインデックス投資に関する記事も多数。
最後に
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。投資は自己責任ですが、正しい知識を身につけ、焦らず長期目線で取り組むことで、着実に資産を育てることができます。僕も最初は失敗の連続でしたが、「コツコツ」と積み立てを続けることで“ちょっとだけ自由”な暮らしを実現してきました。これからも一緒に学びを深め、楽しい投資ライフを送っていきましょう!
※投資は自己責任で! リターンもリスクもご自身の判断でお楽しみください。